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一年一作

 当社の経営方針の重要な項目の一つとして、「一年一作」がある。当時の社長(現・比嘉会長)が就任して間もない頃に発案したもので、当時大分県知事だった平松守彦さんが提唱した「一村一品運動」に触発されてつくった言葉である。技術開発の心なしに企業の存続・発展はない。すなわちお客様のニーズを掴み、社内で解決のためのアイデア、創意工夫を凝らして新商品及び技術開発へと繋げていく。

 また沖縄が米軍統治下の時代、インフラ整備がままならない状況下、コンクリート製品はつくれば売れる時代であり、それまでは本土に見習うという感覚が当たり前であったが本土に頼ってばかりでは自立できない。よって当社の今後の将来性、地域の将来性を鑑みて、コンクリートに付加価値を与える製品造りの必要性を感じていた。このように我が社で技術開発の心を浸透させるべく、「一年一作」という言葉が生まれた。
 当社は各種委員会活動を活発に行っており、その中の「開発委員会」では商品開発に向けた議論を重ねる場がある。いわゆるお客様からのニーズ、工場内で製造している製品の改良、改善等付加価値が生まれる製品造りに向けた議論をこの委員会で活発に行われている。

 その結果、いくつもの商品開発が進められ、その中でも小動物保護側溝(商品名:YLグリーンハイダセール)は本島北部地域を中心に利活用され、全国で研究会を発足するまでに至った。小動物保護側溝については、後述の「第3章小動物保護側溝の開発秘話」にて詳細を述べさせて頂くので省略するが、いわゆるヒット商品もいくつか輩出している。
 このような「一年一作」に対する取り組みの背景として、やはり以前から導入しているQC活動が大きく寄与している。QC活動を運用することによる改善、新規提案等ここから生まれる新製品や作業性向上冶具等も少なくない。

 経営方針の重要テーマの一つとして掲げられた「QC活動」「一年一作」が当社の根幹となる活動であり、現在も活発に行われている。
 また、2010年6月には労働安全衛生の国際規格となるOHSAS18001を取得しており、安全を考慮する等より幅広い視点での商品開発が現在も活発に議論されている。
 これからも当社の重要な取り組みのひとつとして、「一年一作」を経営方針として掲げ、技術開発、新規事業に向けて邁進し、企業発展、地域貢献していきたい。